電磁波が睡眠に及ぼす影響に関して、さまざまな研究がされています。その中でも、家庭用および個人用の電化製品からの電磁波について、お伝えします。日常生活では、数多くの電化製品を使用しています。電化製品を使用しない日はないでしょう。電化製品が使用方法などにより、睡眠パターンと睡眠の質を乱す可能性があります。今回は、論文などで発表されている内容を海外のものも含めて、お伝えします。
電磁波と睡眠の質
電磁波が人間の健康に及ぼす影響や睡眠に関連する研究について、報告されています。特に、夜間に長い時間にわたり、電磁波を浴びているかもしれません。すると、睡眠の総時間、睡眠効率などに乱れが生じると指摘されています。同様に、夜間に断続的な電磁波を浴びると、総睡眠時間の減少、睡眠効率の低下、レム睡眠時間の減少が報告されています。電磁波は、目に見えないのでわかりません。もし、あなたが寝不足を感じるようでしたら、疑ってみましょう。特に、原因と考えられるものがなければ、電磁波を疑ってみることが必要かもしれません。また、ダラダラと夜中に、動画などを視聴していると、電磁波の影響を受けていると考えて良いでしょう。
参考1:https://emfacademy.com/emf-radiation-and-sleep/
メラトニン産生と電磁波
メラトニンは、睡眠を調整する上で重要なホルモンと言われています。電磁波は、メラトニンの体内産生に妨げる可能性があると報告されています。電磁波とメラトニン産生リズムの乱れとの間に相関関係があるそうです。このような乱れは睡眠の質に影響を与えます。睡眠中に枕元にスマホを置くことが、昼間の眠気、睡眠障害、睡眠潜時の増加と正の相関関係にあるとする研究結果もあります。
スマホのアラームを目覚まし時計の代わりに使用することが多いと思います。今日から、スマホのアラームを使用しないというわけにはいかないでしょう。スマホのアラームを使用するのであれば、枕元に置くことをやめましょう。そして、1mほど、距離を置くことをオススメします。物理的に体を起こして、アラームを止めることで、起きるということです。この場合、二度寝はダメです!
自宅では、目覚まし時計を使用していますが、出張先でホテルなどに宿泊する際には、スマホのアラームを使用しています。その際には、1mほど、距離をおいています。
参考2:https://radiasmart.com/blogs/latest-blog/does-emf-exposure-affect-your-sleep-quality
予防と電磁波削減
睡眠の質を向上させるために、寝室での電磁波を最小限に抑えることを考えてみましょう。まず、スマホやその他のデバイスを寝室から遠ざけることです。可能な限りWi-Fiの代わりに有線接続を使用するということを考えても良いでしょう。また、夜間にWi-Fiルーターをオフにすることも良いです。これによって、高周波の電磁波を削減することができます。
ただし、スマホやPCをコンセントにつないだ状態で使用することは、避けましょう。コンセントにつなぐことで、低周波の電磁波の影響を受けることになります。寝る場所には、なるべく電化製品を置かないほうが良い睡眠を取ることができると言われています。また、アーシング商品などを使用することもオススメです。
参考2:https://radiasmart.com/blogs/latest-blog/does-emf-exposure-affect-your-sleep-quality
睡眠における電磁波の全体的な影響
電化製品からは、高周波、低周波の電磁波が発生しています。電磁波を長時間浴びることによって、睡眠に悪影響を及ぼす可能性があります。これには、体の自然な睡眠サイクルを乱し、メラトニンの生産に干渉することが含まれます。また、電磁波はストレスに関連するホルモンであるコルチゾールの増加にもつながります。そのため、睡眠の質が落ちるといわれています。電磁波を減らすことでこれらの効果を軽減するために、電化製品の寝室への持ち込みを減らしましょう。そして、電磁波を減らす環境を作ることをオススメします。
まとめ
日常的に使用する電化製品やデバイスからの電磁波が、直ちには目に見える害を及ぼさないもののかもしれません。これらの研究などから、長期にわたる睡眠に対する影響は注意することがわかります。